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10年勤めた会社を辞めました!理由や今の気持ち。

復帰したときの思いを残した記事を書いておきながら、次のこの記事で会社辞めました報告。(なにが起きたw)
この度、復帰から約半年で、10年勤めた会社を辞める決断をしました!

現在は転職活動をしながら専業主婦している期間です。
有給消化期間には、いつか勉強してみたいなと思っていたアロマとセラピストのスクールに通ったり、私にしては(←強調ポイント)結構有効に時間を使えたと思います!(急なドヤ)

育児休業から仕事復帰し、育児の両立に悩んでいる方へなにか参考になることがあればいいなという気持ちで、一人の体験談として残しておきたいと思います!

辞めた理由: 長時間通勤による体力不足

産休前はコロナ禍ということもあり在宅勤務が中心でした。実は妊娠中に夫が転職をしたことで、私の職場のある都内から隣の県に引っ越しをすることになりました。たまたま私の実家が近いので頼ることができ、復帰の頃には東京に戻る可能性が高かったので、ネガティブには考えていませんでした。

しかし、夫の昇級が決まりそうだったこともあり、現在暮らしている場所に想定していたよりも2年ほど多く居ることになりました。

それにより、私が毎日約往復4時間かけてオフィスに通うことに。コロナが落ち着いてきたので在宅勤務も基本なしとなり、朝6時前に息子がまだ寝ている中、後ろ髪を引かれる思いで家を出て、帰りは16時半にオフィスを出ても、お迎えは園で一番最後の状況でした。

加えて、保育園の洗礼とも言われますが、最初の半年は風邪や中耳炎による熱で呼び出しがかかることもしょっちゅうで、何より息子が心配でしたし、仕事でもチームのメンバーに迷惑をかけることも多い状況でした。

それでも、ありがたいことに職場では理解ある方々に恵まれていたので何とかやってきてはいたのですが、私自身が期限やプレッシャーに追われながら、自分の力だけではタスクをコントロールしきれない状況にどんどん疲弊してしまい、『ここまで辛い思いをしてまで、長時間子供を預けて働く意味があるかな?』と、少々鬱っぽくなってきてしまいました。

帰宅中も座れないことが多く、疲れはたまる一方。2日に一回は頭痛に悩む症状も出てきてしまい、年末年始の休みで『一回仕事、辞めよう』という結論に至りました。

辞めてみて、思うこと

私自身、10年働いてきた会社のことは好きでしたし理念にも共感できる部分が多く組織の一員として働いていることに誇りを持っていました。大好きな業界に携わることができていたのも、やりがいを感じていました。

ただ、やはり子供ができてから自分の中の優先順位が変わりました。子供・家族を一番中心に考えたい、それが私の今の判断の軸です。この先、また子供を授かって育てる機会に恵まれることはあるかもしれないしないかもしれない。でも、どちらにせよ息子の幼少期は今だけです。英才教育をするとか、そんなことではないのですが、やはりかわいい時期をもう少し心に余裕をもって一緒に過ごしたい。それを自分の選択で叶えることができて、日々嬉しさを感じています。

寝ている間に家を出なければいけなかった半年の間には気が付きませんでしたが、子供が朝ママを探して起きてくるときって、とってもかわいいです。そんな、ほかの人からしたら些細な瞬間が、私にとっては何より愛おしいです。

子供の変化

“男の子だからね”と言われながらも、息子の言葉の発達に不安を持っていました。ママはいえるけど、パパはずっと言えなかったのです。にゃんにゃんはいえるけど、わんわんはまだ、なども。絵本をあまりよんであげられていないからかな?疲れて平日の夜、一緒に遊んであげられていないからかな?など、自分のせいで遅れているような気がしていました。

ほかにも、週に二日ほどベビーフードを利用してしまうこともあり、毎日のようにおしりを爪で掻いてしまって赤くなっていたのも、食事の栄養バランスが悪いせいなのではないかなと思っていました。

実際仕事から離れて自分に余裕が出てくると、小さな息子の成長に立ち会える瞬間が格段に増えました。粘土で丸を上手に作れるようになった、プラレールの電車を線路に乗せられるようになった、グチュグチュペができるようになった、フォークも上手に使えるようになった、などなど。親である私が、そういったちいさな『できた!』の瞬間に気づいて褒めることが以前よりも増えたせいか、息子の新しいことに挑戦する気持ちが以前よりも増したように感じます。

言葉も単純に発語が少ない=遅れているというのは、そもそも判断材料に欠けると気が付きました。じつは『ちょうだい』『かして』『お風呂行こう』などの指示は理解できていることが、息子の行動からわかりました。焦らず、一つずつ教えていこうと思えるようになりました。
食事については、作る時間ができたので栄養バランスも自己満足ですが意識できるようになりました。(それの成果かは不明ですが、おしりの痒みはなくなったみたいです)
いつの間にか月に4~5回はお迎えの電話が来ていたのに、1~2回に減り元気に通える日が多くなったのもとても嬉しいことです。

なにより、やはりママと居られる息子が、嬉しそうに見えます。これは親の自己満足かもしれませんが。

まとめ

長くなりましたが、結論、私は自分で(←ここ重要)辞める決断をできて良かったと思っています。
幸い、長年勤めていた分多少の貯蓄もあるので、焦らず次の仕事は自分の条件に合うものを探すのもいいし、個人事業主として何かやってみるのもいいかなと思っています。
踏ん張って続けることもできなくはなかったのかもしれませんが、どんなにもったいないと言われても、自分の選択を貫き通すことができた自分をいまは誇りに思います。
子育て中の人に対する社会のルールや定めには、個人的には当事者となってはじめて気が付いた矛盾点や考えさせられるものがまだまだ多いと感じますね。いまよりも少しでも、あらゆる人にとって良い世の中になっていってほしいと思います。

ABOUT ME
ままたむ
30代、夫と息子(2歳)との3人暮らし。 大学までは音楽専攻。10年社会人した後、今は子育て中心の生活しながらマイペースにフリーランスしてます。